主に、兵庫にあるSPring-8、茨城県にある高エネルギー加速器研究機構内のPF-ARといった、世界トップレベルの放射光施設を使用し、タンパク質の1分子計測を中心に研究しています。
そのため、定期的にSPring-8やPFへの出張実験もあります。
放射光やレーザーなどの光源は、「物理」の分野ですし、サンプルには「化学」や「生物」の知識が必要となります。また、データの解析にはコンピュータ(「情報」)の技術もあると良いでしょう。もちろん、研究室に進学する段階で、それらの知識がすべて必要なわけではありません。研究室で少しずつ学んでいってください。
学生からの新たな研究提案も歓迎です。
上でも述べたように、研究では幅広い知識が必要となります。
そのため、出身分野は問いません。
自分の出身分野の基礎知識をしっかりと持ち、大学院で新たな分野も学んでみようという積極的な人を希望します。
SPring-8などの放射光施設では、一度の実験で3~4日間、朝から晩まで実験します。
そのため、体力(やる気)もあるといいでしょう。もちろん、並はずれた体力が必要なわけではなく、毎日の実験を楽しむことができれば、充実した日々を過ごすことができます。
科学の歴史からもわかるように、新たな計測法の開発は広い分野に大きなインパクトを与えます。新たな計測法から、新たな科学が始まるといっても過言ではないでしょう。我々のオリジナルな計測法を発展させ、科学に貢献することを目指しています。また、本研究室の卒業生が、将来新たな計測手法を開発することも願っています。